19話

リオ「て、転移してきた!?」

ヴィンデル「……あれがそうか。
 なるほど、我々の世界よりも
 戦力は充実しているようだな」

アイビス「あれ、インスペクターの
 機動兵器なの……!?」

リューネ「でも、ホワイトスターで
 あんな機体は見てないよ!」

(中略)

ヴィンデルに攻撃:
アイビス「こいつらを何とかしなくちゃ、
 テスラ研にいるフィリオ達を
 助けにいくことが出来ないんだ!」
ヴィンデル(プロジェクトTDの機体か。
 これが奴らの手中にあるとは……。
 ローズめ、何を考えている?)



23話

ヴィレッタ「おそらく、
 言葉だけでは彼女の呪縛を
 解くことは出来ない……」

ラーダ「でも、私達の所へ連れてくることが
 出来れば、あるいは……!」

アイビス「どんな力を持った機体か
 知らないけど、たった1機……!
 あたし達で力を合わせれば!」

オウカ「フフフ、私を捕らえられると
 思っているのですか?」

アイビス「やってみせるよ……!
 このアステリオンで!」

オウカ「いいでしょう。あなた達に
 スクールの長姉たるこの私と……
オウカ「ラピエサージュの力を
 見せてあげましょう」

アイビス「!?」

(中略)

(ベルゲルミル登場)

アイビス「!!」

カイ「新手か!?」

(中略)

リュウセイ「し、司令部を!?」

アイビス「あいつら、ここの部隊を
 助けに来たんじゃないの……!?」

(中略)

ウルズ「……じゃあ行こう、アンサズ」

アンサズ「ああ」

アイビス「!は、速い!」

(中略)

スリサズに攻撃
アイビス「この機体、何なの!?
 アステリオン並みの機動性が……!」
スリサズ「ハッ!お前の下らない玩具と
 一緒にするな!」

(中略)

ラーダ「どうやらセトメ博士たちは、
 彼女やゼオラにとって都合の悪い
 記憶を次々と修正しているようね」

ツグミ「そんな……!
 人の記憶をまるでコンピューターの
 データのように……」

ラーダ(そして、
 クエルボもそれに荷担して……)

ライ「しかも、
 その上にゲイム・システムを
 持ち出してくるとはな」

アイビス「あのシステムって、
 どういうものなの?」

ライ「機体を人に合わせるのではなく、
 人を機体に合わせるための装置だ」
ライ「それによって、
 パイロットの力は極限まで
 引き出されるが……」
ライ「その代償は大きい。
 DC戦争ではあれを暴走させ、
 精神崩壊に至った者もいた」

リュウセイ「ああ、
 テンザンやテンペストは……」

シャイン「私も運が悪ければ……
 ライディ様や皆様があのシステムを
 壊して下さらなければ……」

アイビス「でも、シャイン王女という
 前例があるってことは……」

(中略)

ツグミ「ところで、
 彼女の後に現れた子供達……
 彼らはいったい?」


24話。

ツグミ「テスラ研の件……
 本当に申し訳ありませんでした、
 オオミヤ博士……」

ロバート「ああ、気にすることはないさ。
 君達が全力を尽くしてくれたことは
 知っているからね」
ロバート「それに、
 次の作戦じゃ君達がテスラ研の奪還を
 担当するんだろう?」

アイビス「え……?
 本当ですか?」

ロバート「おや、
 まだ聞いてなかったのか?」

ツグミ「は、はい……」

ロバート「なら、次の作戦でも
 全力を尽くしてくれ。そして、
 所長や先生、フィリオ先輩を……」

アイビス「はい!」

ツグミ「少佐はプロジェクトTDの
 成功に不可欠な方です。
 必ず救い出してみせます」

ロバート「アステリオン……
 プロジェクトTDの成果も
 この目で見せてもらったよ」
ロバート「さすが、
 リオンシリーズの生みの親、
 フィリオ先輩だな」

アイビス「オオミヤ博士は少佐とは
 知り合いなんですか?」

ロバート「俺がテスラ研にいた頃、
 何かと面倒を見てくれてね……」
ロバート「パーティの余興では
 二人でアイドルソングを歌いながら
 踊ったりもしたもんだ」

アイビス「へえ……少佐に
 そんな趣味があったんだ……」

ロバート「先輩が言うには、
 その頃に流行っていた
 アイドルのデュオのダンスを観て……」
ロバート「それを連携戦闘の
 モーションに応用することを
 思いついたんだそうだ」

アイビス「それって、まさか……」

ロバート「で、来る日も来る日も
 そのダンスを観ていたら、
 自然に踊れるようになったんだと」

ツグミ「ふふ……あの人らしいわ」

アイビス「……少佐を見る目、
 変わりそう……」

ロバート「とにかく当時から独特の
 発想を持った人だった。出来れば、
 カリオンの方も見たかったんだが……」

ツグミ「……申し訳ありません。
 2機のカリオンの内、
 片方は完全に破壊され……」
ツグミ「もう片方はスレイによって
 ノイエDCに提供されました」

ロバート「ノイエDCにか……」

ツグミ「ええ……。
 彼女は自分の意思で私達の敵に
 なったのです……」

アイビス「………」

ロベート「スレイ・プレスティ……。
 先輩の自慢の妹君か……」

アイビス「スレイは今、
 ちょっとだけやることを
 見失っているだけなんです……」

ツグミ「だから、きっと彼女は
 カリオンと共に戻ってきます。
 いつかきっと……」

ロバート「そうだな……。
 彼女も先輩の夢のプロジェクトの
 メンバーなのだから」

(中略)

ツグミ「オオミヤ博士、後学のために
 私にもボクサーの調整作業を
 手伝わせていただけないでしょうか」

ロバート「ああ、喜んで」

ツグミ「じゃあ、アイビス……」

アイビス「わかってる。
 今日のトレーニングメニューは
 一人でやるよ」

ツグミ「頑張ってね。
 スレイとカリオンに勝つためにも」

ロバート「じゃあ、タカクラチーフ……
 君達は先にハンガーへ行ってくれ。
 俺はデータをまとめておくから」

ツグミ「わかりました」

(中略)

(味方増援)

エクセレン「また来たわね!」
エクセレン「あんまししつこいと、
 あちこち手ぇ突っ込んで
 奥歯ガタガタ言わせるわよっ!」

アイビス「え!?」

エクセレン「……って、あら?」

ラミア「エクセ姉様、口以外から
 どうやって奥歯に触れるので
 ございますです?」

エクセレン「ラ、ラミアちゃん?」

マサキ「人が心配して
 追いかけてきたってのに……
 何だ、さっきの言い草は!?」

エクセレン「あ、あはは、
 マーサ達だったのね。
 みんな、おゲンコ?」

リューネ「ゲンコ!?
 何発欲しいのさ!?」

エクセレン「ん〜、リューネちゃんのは
 ゴメンして。ね?」

マサキ「ったく、勝手に飛び出した上に
 こんな所でドンパチやってるなんて……
 なに考えてんだよ?」

クロ「……説得力ニャいわね」

シロ「だニャ。
 どっちかって言うとそういうの、
 マサキの専売特許だもんニャ」

アイビス「そ、そうなんだ」

クロ「しかも、その後で
 迷子にニャっちゃったりするから
 大変ニャの」

マサキ「こら!
 余計なことを言うんじゃねえ!」

(中略)

アイビス「敵の増援!?」

ラミア(新型のアインスト……。
 いや、あれは!?)

マサキ「お、おい!
 ありゃ何の冗談だ!?」

リューネ「ま、まさか……あれって!」

エクセレン「アルト……アイゼン……!」

???(正解ですの)

エクセレン「!」

(中略)

アルフィミィ「来ましたのね……
 キョウスケ……」

キョウスケ「……!」

マサキ「あいつ、喋りやがったぞ!?」

アイビス「もしかして、
 あれには人が乗っているの!?」

ラミア「前回の戦闘記録から、
 そう推測されていますのことよ」

(中略)

アルフィミィ「どうしてですの……?
 あなたの身体は……私達の……」

キョウスケ「わけの
 わからないことを……!」

アイビス「キョウスケ中尉、
 大丈夫なの!?」

キョウスケ「あ、ああ……何とかな」

マサキ「とにかく、あの赤い奴を倒すぞ!
 みんな、奴に攻撃を集中させろ!」

アイビス「わ、わかったよ!」

(中略)

キョスウケ「そうか、
 あの娘が言っていたのは……!」

ラミア「はい。
 今頃、伊豆基地はアインストシリーズの
 襲撃を受けていると思われますです」

アイビス「ええっ!?」