※親分の熱い台詞等いいシーンがごっそり略されていますが、ここではあくまでアイビス編キャラの台詞だけ追っているので。気になる人はプレイしましょう♪(笑)


(前略)


バイオロイド兵「敵機、接近中。
 数、2。全機、迎撃体勢へ移行」

ジョナサン「彼らにとって
 敵ということは……!」

リシュウ「ワシにとって味方じゃの」

フィリオ「しかし、2機だけとは……。
 もしかして……?」

(ゼンガー&レーツェル登場!)

ゼンガー「見えたぞ、テスラ研が……!」

フィリオ「ゼンガー少佐……!
 それに、エル……!」

レーツェル「友よ、
 ビアン総帥からの預かり物を
 受け取りに来た」
レーツェル「そして……
 お前達を救いに」

フィリオ「ふふ……
 相変わらず律儀な男だね、君は」

バイオロイド兵「……お前達の身柄を
 拘束する。抵抗した場合は射殺する」

ジョナサン「おや、
 我々を殺してもいいのか?」
ジョナサン「ここのデータを
 まとめられる者がいなくなるぞ」

(銃声)

バイオロイド兵「抵抗した場合は
 射殺する」

ジョナサン「わかった、わかった。
 降参だ。大人しく従うよ」

リシュウ(ジョナサン……)

ジョナサン(わかっています。
 何としてでもダブルGを彼らに。
 ……フィリオもいいな?)

フィリオ(ええ……)
ゼンガー「……レーツェル、
 雑魚は俺が引き受ける!
 お前は一刻も早く師匠達の所へ!」

レーツェル「了解した!」


(中略)


ジョナサン「!こ、この振動は……」

バイオロイド兵「動くな。動くと撃つ」

ジョナサン「わかっているよ。
 ご覧の通り、抵抗する気はないさ」

フィリオ「……」

ジョナサン(……どうだ、フィリオ?)

フィリオ(遠隔操作モードで
 火は入れました。ですが、1号機の
 火器管制システムには問題が……)
フィリオ(2号機は
 チャージに時間がかかってしまいます)

ジョナサン(仕方がない。
 奴らの目を盗んで調整するのは
 至難の業だったからな……)

バイオロイド兵「お前達、
 何を話している?」

フィリオ「……!」

リシュウ「あ〜、すまんのぅ。
 ワシは独り言のクセがあるんじゃ」

バイオロイド兵「……」


(中略)


フィリオ「エル、よく来てくれたね」

レーツェル「……友よ、
 すぐにダブルGを起動させてくれ。
 このままではゼンガーが危ない」

フィリオ「ああ、わかっているよ」

ジョナサン「行こう。
 ダブルGは最深地下格納庫だ」


(中略)


レーツェル(援護する必要は……
 なかったかもしれんな)

フィリオ「す……凄い……。
 刀で弾丸を跳ね返すなんて……」

リシュウ「ふふ、ワシの見切りと
 ゾル・オルハルコニウム製の
 仕込み杖をなめるでないわ」
リシュウ「それに、
 弾を跳ね返すぐらい、リューネの
 嬢ちゃんも朝飯前でやりおるわい」


(中略)


ゼンガー「うぐっ……!!」

フィリオ「さ、参式の右腕が!!」

ヴィガジ「頼みの太刀を失ったか。
 ……終わりだな、ゼンガー・
 ゾンボルトとやら」


(中略)


リシュウ「なら、1号機じゃ!
 先に1号機を出せ!」

フィリオ「しかし、あれは
 まだ戦闘が可能な状態では……!」

リシュウ「動けばいい!このままでは
 ゼンガーが死んでしまうぞ!」

(中略)


フィリオ「1号機の出撃準備、終了。
 ただし、非常に不安定です」
フィリオ「武器の使用はおろか、
 最悪の場合は行動不能になる
 恐れも……!」

リシュウ「構わん!
 2号機が出れば、サポート可能じゃ!」

ジョナサン「ゼンガー少佐!
 今からダブルGの1号機を射出する!
 それに乗り移るんだ!」

ゼンガー「承知!」

フィリオ「遠隔操作モード!
 第12ゲート、開きます!」


(中略)


リシュウ「あの姿……まさに武神じゃな」

フィリオ「パイロット登録……音声登録、
 終了。後はDMLシステムと火器管制
 システムが上手く作動すれば……」


(中略)


ゼンガー「総帥がこの俺に遺した機体……
 俺のために作られた剣……。
 そう、名付けるなら……」
ゼンガー「ダイ・ゼン・ガー……!」

ジョナサン「ダ、ダイゼンガー!?」

フィリオ「なるほど……。
 そういう略し方もあるね」


(中略)


ジョナサン「フィリオ、状況は!?」

フィリオ「DMLシステムの稼働率、
 20%……内蔵武器、全て使用不能。
 かろうじて上半身が動く程度です」

ジョナサン「くっ……!
 2号機はまだ出せないのか!?」

フィリオ「は、はい……!」


(中略)


ジョナサン「フィリオ、
 OSの書き換えは……!?」

フィリオ「ギリギリで間に合いました。
 現在のDMLシステムの
 稼働率は88%……」
フィリオ「ゼンガー少佐なら
 大丈夫でしょう」

ジョナサン(あのタイミングで
 書き換えを間に合わせたのか……!
 さすがだな)

ヴィガジ「おのれ、貴様ら……!
 貴様ら!もう許さんぞッ!!」
ヴィガジ「ぬおおおおおっ!!」

ゼンガー「!!」

リシュウ「や、奴の太刀を受けて
 まだ戦えるのか!?」

フィリオ「な、何て頑強さなんだ……!」


(中略)


レーツェル「そう、ダイナミック・
 ゼネラル・ガーディアンの2号機……」
レーツェル「名付けて、
 アウセンザイター……!」

ヴィガジ「『穴馬』だと?
 また翻訳機が壊れたのか!?」

フィリオ「……なるほど。
 言い得て妙だね」


(中略)


ツグミ「フィリオ!
 聞こえる!?フィリオ!
 生きているなら返事をして!!」

フィリオ「ツグミ……
 心配かけたみたいだね」

ツグミ「馬鹿!馬鹿!宇宙馬鹿!
 当たり前じゃない!」
ツグミ「あなたがいなくなったら
 私……私……」

アイビス「ツグミ……」

フィリオ「すまない……ツグミ。
 だけど、まだ戦いは終わっては
 いないよ」

アイビス「フィリオ……
 それはあたしに任せておいて!」

フィリオ「では見せてもらうよ、
 アイビス。君の成長ぶりを」


(中略)


テスラ・ライヒ研究所
ツグミ「フィリオ!」

フィリオ「心配かけたね、ツグミ……」

ツグミ「……あなたに会って
 色々言いたいことがあったけど……」
ツグミ「あなたが無事だった……。
 今はそれだけでいいわ……」

フィリオ「……ごめんよ……」

アイビス「……フィリオ少佐……」

フィリオ「アイビス、
 見せてもらったよ……。
 成長した君とアステリオンの姿も」

アイビス「でも、スレイは……」

フィリオ「心配は要らない……。
 スレイは子供の頃から、すぐに
 ムクれるクセがあったからね……」
フィリオ「でも、もう彼女も
 子供じゃないんだ……」
フィリオ「自分の進む道を
 思い出したら、きっと僕達の所に
 戻ってくるさ」

アイビス「うん……!」

ツグミ「フィリオ、アイビス……。
 スレイが戻るのを待ちましょう……。
 私達の夢のために……」

フィリオ「ああ……。
 きっと、それは遠い日じゃないと
 思うよ……」

フィリオ(そして、
 僕が力尽きるその日も……)

ジョナサン「……感動のご対面だな。
 さあ、イルム……パパの胸に
 飛び込んでおいで」

イルム「冗談じゃない。
 男に抱きつく趣味はないぜ」

ジョナサン「同感だ。
 それにしても、よく来てくれた」

イルム「そっちも……
 インスペクター相手に
 よく保たせたもんだ」

フィリオ「カザハラ所長と
 リシュウ先生の演技のおかげだよ」

ゼンガー「……ところで、少佐。
 俺のグルンガスト参式は?」

フィリオ「……ご覧の通り、
 損傷がひどく……当面の間は
 使用不可です」

ゼンガー「そうか……」

ゼンガー(グルンガスト参式よ……。
 今まで俺と共によく戦ってくれた。
 礼を言う)


(中略)


フィリオ「ソフィア・ネート博士……
 確か、今は……」

ゼンガー「そう、
 アースクレイドルにいるはずだ」

フィリオ「……」

ゼンガー「今のノイエDCに……
 彼女の意思は介在していないはず」

フィリオ「ええ、
 あの人は人類同士の戦いを
 よしとしていませんでした……」


(中略)


ジョナサン「どうかお気をつけて。
 皆さんのご武運を祈っております」

フィリオ「タカクラチーフ、
 後のことは頼むよ」

ツグミ「わかりました」

(後略)